ノスタルジーを感じたいなら、ゲームキューブの公式サイトに行け

ニンテンドー ゲームキューブ

任天堂ゲームキューブ公式サイトです。

 

 

 

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『ノスタルジー

 

哀愁を感じる、 懐かしいと感じる。といった意味で使用される言葉

フランス語の言葉であり、英語では「ノスタルジア」と呼ばれている。

読んでくださってる方々の懐かしいと思える風景はなんだろうか?

例えば、畳の敷いている和室。あるいは海辺の夕日

大きな山がそびえ立っている風景や、何気ない道であっても懐かしいと感じるときがあ

 

るだろうか。

 

絵画においてもノスタルジーはよく表現される。

pixivやTwitterでは人気のジャンルとして挙げられ、美麗で幻想的なイラストの数々は多くの人を魅了する。現代美術にカテゴライズされるノスタルジーは、時にファンタジーとされ、融合される。「ノスタルジアマーケティング」というユーザーのノスタルジーを刺激させ商品を購入させる。あるいは懐古的な気分を味あわせ、プロモーションを得るといったデザイン上の商法も存在する。

 

 

私がノスタルジーを感じる時は、ゲームキューブの公式サイトを見ている時だ。

 

 

 

「は???」と思う人がいるかも知れない、そりゃそうだ。

小学校低学年から、家にあった父親のパソコンを遊び場として使用し、その多くがゲーム、そしてネットサーフィンであった。とはいっても当時2chやエロサイトなどのネットの暗部を検索する知能は無く、よく検索していたのは任天堂の公式サイトと「ネットンねっとり」である。

現在ではスマホの普及など、当たり前のようにインターネットに触れているが、ゲームキューブが発売された当時はまだ全人類に普及しているとは言い難い状況であった。任天堂の公式サイトはそんな時代での、今後パソコンが普及すると考えた先見の明と、パンフレットやポスターなどのアナログだけではない情報伝達、制限された文字数、画像情報と格闘といった要素が詰まった、「ユーザーに情報をしっかりと伝える」ことを重要視したサイトなのである。

 

これから書いていくことは、そんな自分の懐かしさと面白さを精一杯説明する、あまりにも一方的な記事だが、お付き合いいただきたい。

 

 

 

 

コントローラ、ディスク、開発コンセプト

まずはサイトを開いて貰って「スペック」の欄を開いてもらいたい。

そこには尋常じゃないくらい詳しい性能が書かれている。

当時でも「ほ~、ゲームキューブの動作周波数は485MHzかぁ」と知りたがる人はいるだろうか?いくらなんでもコアすぎる。

 

次にコントローラの欄では、一行目に「私たちはコントローラのデザインに並々ならぬ熱意を注いできた歴史があります。」という自信たっぷりの文章から始まる。スマブラSpの発売の際、ゲームキューブコントローラが再販されたり、接続用タップが再販待ちの状態になるなど、ゲームキューブコントローラの人気は今現在でも続いている。この完成度はかなり異常であり、3世代前のコントローラデザインが通用することを考えれば、それだけ任天堂も自信があってのことだったのだろう。

 

ディスクと開発コンセプトの欄を見ていただくと分かる通り、「Nintendow64」の比較を多く入れながら説明している。前の世代のハードとは違いますよ、ということをユーザーにアピールしながらも、あまり言及すべきではないだろう64での反省点を自ら解説している。ユーザーに嘘をつかず、真摯に向き合う任天堂の様子が見られる。

 

 

最後に締めている言葉は、驚くことに現在の任天堂の状況を如実に表わしている。

 

――21世紀の’’遊びの新時代’’は、まさに『ここ』から始まるのです。――

 

ソフトラインナップ

 

カスタムロボ バトルレボリューション

続いてはゲームキューブのソフトラインナップ、各メーカーが制作したであろう公式サイトはそれぞれ個性が光っていて面白い。

そしてこの『カスタムロボレボリューション』の公式サイトは何百回と検索し、見直し、そのたびにワクワクしていた。

元々64版の「カスタムロボ」の大ファンであったことも影響しているが、他の公式サイトと比べても「カスタムロボバトルレボリューション」の公式サイトは自分の男の子の部分を最高に刺激させてくる。特徴的な点として、「カスタムロボちょっといいはなし」という当時としては珍しいスタッフの裏話や攻略情報が掲載されたコラムも掲載されていた。現在も見ることが出来るのだが、バトルの基本から開発の裏話まで子供向けではない情報も掲載している。

そしてこの公式サイトの、「カスタムロボバトルレボリューション」の最高にかっこいい点がこの映像だ。映像に関わっているものとして、こんなワクワクする映像を作っていきたいと見直すたびに思う。


Custom Robo opening video

 

カスタムロボ」シリーズの魅力は、また必ず記事にして伝えたい。

 

 

 

 

 

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駆け足で軽い内容だったが、いかがだったろうか。

これを見てくださった方々もぜひ、自身が過去に多く検索したサイトを訪れてもらいたい。

「ノスタルジー」になる気分は、一説ではストレス解消にもなるという。懐古的な気分になることは決して悪いことではないため、ぜひ行ってほしい